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真岡市久保講堂の洋館図鑑
栃木県真岡にある久保講堂。
真岡市の図書館や市民公園などの施設が集まっているところの一角にあるモダニズム建築。
外観はいつでも見学できるので観にいってきました。

正面バルコニー
水平線が強調された外観。
シンメトリーな造りで正面バルコニーの左右に塔屋が設けられている意匠が特徴。
設計者したのはフランク・ロイド・ライトの弟子だった遠藤新。どことなくライト建築を思わせる。

遠藤新は、自由学園明日館の講堂も設計している。
テラス
大谷石が敷き詰められている 1 階のテラスは、2 本で 1 組の柱が列になっています。
柱を細くすることで講堂内から庭を見たときに太い柱が景観を損ねないためなのかもしれません。
建築と自然の融合をライトの設計思想が弟子の遠藤新も活かしています。

裏側の窓

講堂の北側も全面ガラス窓で多く採光に優れています。2階のギャラリーも明るそうです。
庭の池
庭の池は一見してF.L ライトっぽさを感じます。

左右にある塔屋
久保講堂のアクセントになっている塔屋。シンメトリーの構図がさらに安定しています。
遠藤新の設計らしい水平を強調した意匠を明日館講堂の洋館図鑑と見比べてみてください

登録有形文化財の登録プレート
洋館を撮影するときに探している登録有形文化財のプレート。
登録有形文化財建造物は、50年を経過した歴史的建造物で一定の評価を得た建造物をしめします。2023(令和5)年現在、登録件数が 13,000 件以上あるのでそんなに珍しくありません。

真岡市久保講堂の洋館手帖
所在地 | 栃木県真岡市田町1345番地1 |
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見学情報 | 外観見学 |
公式サイト | 真岡市久保講堂 |
竣工 | 1938(昭和13)年 |
設計 | 遠藤新 |
文化財 | 登録有形文化財(09 – 0001) |