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愛媛県庁本館の洋館図鑑
愛媛県松山市にある愛媛県庁の本館は、1929(昭和4)年に竣工した白亜の庁舎。
現役の県庁舎の中で、大阪府庁舎本館(1926年築)、神奈川県庁本庁舎(1928年築)に次いで全国で3番目に歴史のある建物です。
左右対称の構えで中央にあるドーム部分の内部は会議室となっているそうです。

休日の貸切見学
休日は見学できないのですが、どうしても見たかったので事前に館内を撮影できるようにお願いしておきました。
入館手続きで名前と行先を記入。
○○課△△ 行先□□室 とか書かれているとこに「行先 廊下」と記入。
品格のある装いの大ホール
すばらしく品格のある装いの大ホール。
吹き抜けのホールは大島産の花崗岩や日本で初めてベニヤを製造した新田ベニヤ製造所のべニア板など地元の愛媛産の資材が使われています。

竣工当時のステンドグラス
階段をまっすぐ上がった先にはステンドグラス。
竣工当時のステンドグラスではなく1977(昭和52)年に修理された記録があります。

もうひとつのステンドグラスはドーム下につながる螺旋階段のところにあります。ちいさいながら色鮮やかなデザインで竣工当時のステンドグラスだそうです。


大ホールの円柱
吹き抜けの空間を貫いている円柱が荘厳な雰囲気を醸しています。

正面玄関のロビーの床は白と黒の大理石

正面玄関のロビーの床は、白と黒の大理石が敷き詰められたシックな雰囲気。(どこかに)アンモナイトの化石があるみたい!?
エレベーターの階数表示
レトロ感のあるエレベーターの階数表示。

愛媛県庁本館の洋館手帖
所在地 | 愛媛県松山市一番町 4-4-2 |
見学 | 事前申込 平日 9:00〜17:00 玄関ロビーと県民総合相談プラザは予約不要で自由見学 |
文化財 | 登録有形文化財(38 - 150) |
竣工 | 1929(昭和4)年 |
設計 | 木子七郎 内藤多仲 |
設計者の木子七郎は、萬翠荘の設計も行なっています。