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大阪府庁 本館 「正庁の間」の一般公開
1926(大正15)年竣工の大阪府庁。
本館の5階にある「正庁の間」の一般公開を見学してきました。
シャンデリア、天使や獅子のレリーフ、国内最大級の天井ステンドグラスが復元された大正ロマンを感じられる空間を撮影。
大阪府庁は、鉄筋コンクリート構造を積極的に導入したモダニズム建築の先駆けです。
大阪府庁本館の正面
大阪府庁本館は水平の陸屋根で花崗岩と白色の擬石タイルを用いた外観と窓廻りの装飾がモダニズム。

威厳と風格のある雰囲気の入口を入っていきます。

中央吹抜ホールと大階段
本館にはいると3層が吹抜けになっている大空間。
12本のイタリア産大理石の柱に囲まれた中央の大階段が2階の回廊へつながっています。壮大で華麗な格調高い雰囲気です。

正庁の間
エレベータで5階に上がると「正庁の間」
年末年始の行事や人事発令などの式典に使用されていた特別な部屋です。
2011(平成23)年度に老朽化したレリーフやステンドグラスを創建時の趣を感じる姿に復元改修されています。
壮麗な室内装飾はのっぺりした感じでちょっとイマイチ…。

天井のステンドグラスとシャンデリアの存在感!
窓や天井に用いられたステンドグラスからの光が彩りを添えています。

窓越しには大阪城も見えました。

鷲獅子のレリーフ
復元された半円のレリーフ。金箔貼の装飾にはグリフォンが描かれています。

大阪府庁 本館「正庁の間」の洋館手帖
所在 | 大阪市中央区大手前2丁目 |
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見学 | 一般公開 |
設計 | 平林 金吾・岡本 馨 |
竣工 | 1926(大正15)年 |
文化遺産 | 登録有形文化財(27 – 0828) |
正庁の間で残念だったのが壁際の椅子。
休憩のためにあるのはいいことなんだけどそこに置かなくても…。撮影するいい場所なのにそこには椅子と人が…。