雲仙観光ホテル|九州の洋館図鑑
雲仙観光ホテルは、豊かな自然に恵まれた雲仙天草国立公園にある洋風建築のクラシックホテル。
ハーフティンバーのスイスシャレー様式を取り入れた外観が象徴的なオシャレ。
雲仙観光ホテルをちょっとだけ探訪してきました。
雲仙観光ホテルのシンボルマーク
石畳のアプローチを歩いた先にあるエントラスは、クラシカルな昭和の雰囲気を感じます。
エントランスには、雲仙観光ホテルの UKH を象ったシンボルマーク

豪華客船をイメージした館内
ホテルスタッフさんのご好意で館内を少しだけ案内してもらえました。宿泊客でなくとも嬉しいホスピタリティでした。
木をふんだんに使っていてるロビーは暖かな木のぬくもりを感じる落ち着きがある空間。

大階段
大階段の手すりも創業当時のまま。
宮大工によって細工された手斧削(ちょうなけずり)の手すり柱は丸みのある風合い。

壁には船舵がありました。
豪華客船をイメージして造られているそうです。

重厚というより格式が高く上品で軽快で外観と内装の調和がとれていると感じる。
雲仙観光ホテルの写真撮影
スタッフさんの好意でバーとダイニング、テラスも案内していただきました。
ロビーからすこし階段をあがった先にバーとダイニングがあります。この階段は、客船のイメージしたアプローチです。
創業当時から変わらないバー
雲仙観光ホテルで一番、歴史を感じる場所が老舗バー。
創業当時から設えが全く変わっていないそうです。クラシックな雰囲気でオリジナルカクテル(シャシャンボカクテル・フラッシュバック)を味わってみたい

バーの床はカラフルタイル
バーの床はカラフルなタイルが敷き詰められています。
このカラフルなタイルは、1枚1枚素焼きしたタイルで床にパズルのような装飾。同じものが一つとしてない表情の違うタイルがステキな雰囲気です。

ダイニングホール
ダイニングホールはクラシックホテルの見所のひとつ。
雲仙観光ホテルは、200畳程もあるダイニングホールは窓が多くて、とても明るい。

天井の装飾木やアーチが豪華客船のような雰囲気の空間を演出しています。ダイニングの木の床やランプも創業当時から変わっていない見どころポイントです。
テラス
溶岩石の壁と丸太の骨組みが印象的なテラス。ベンチに腰掛けると自然を感じる風光明媚な景色。

次回訪れるときは宿泊してゆっくりとバーやラウンジを満喫したい。
仕事中の来訪にも快く説明してくれたスタッフさんどうもありがとうございました。

雲仙観光ホテルに宿泊する
雲仙観光ホテルに宿泊するときは、公式サイトから予約するもJTB(雲仙観光ホテル)など旅行サイトを利用した方が安く宿泊できます。
雲仙観光ホテルの洋館手帖
雲仙の自然に中にある雲仙観光ホテルはまるで陸の豪華客船。
2,000 冊程蔵書のある図書室で読書、撞球室でビリヤードを楽しんだり、バーでダーツ、テラスでのんびり…。出かけることなくホテルを楽しみたい。
所在地 | 長崎県雲仙市小浜町雲仙湯ノ里320 |
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公式サイト | 雲仙観光ホテル |
竣工 | 昭和10年10月10日午前10時 |
設計 | 竹中工務店(早良俊夫) |
建物 | 登録有形文化財(42-0019) |